銀河の間に広がる巨大な空隙である「ボイド」が、宇宙の謎を解く手がかりとして注目されている。ダークエネルギーの正体や、宇宙膨張速度をめぐる「ハッブルテンション」といった難問に迫る鍵として期待されているのだ。
銀河の間に広がる巨大な空隙である「ボイド」が、宇宙の謎を解く手がかりとして注目されている。ダークエネルギーの正体や、宇宙膨張速度をめぐる「ハッブルテンション」といった難問に迫る鍵として期待されているのだ。
恒星の死では説明できず、超大質量ブラックホールほど巨大でもない「存在しないはず」のブラックホール。重力波データの分析から、その一部が過去の合体で生まれた「第二世代のブラックホール」である可能性が示された。
米航空宇宙局(NASA)の次世代宇宙プロセッサー「HPSC」の本格テストが始まった。すでに現行の耐放射線チップを凌駕する性能を発揮しており、月面探査や火星探査を支える自律型宇宙船の頭脳になることが期待されている。
小惑星探査機「サイキ」が、火星の重力を利用して加速するフライバイを実施した。NASAはその際に撮影した火星表面と大気の新たな画像を公開している。
天王星のような巨大氷惑星の深部に、これまで知られていなかった物質の状態が存在する可能性が、最新のコンピューターシミュレーションによって示された。惑星の磁場を生み出すメカニズムの解明につながるかもしれない。
これまで観測されたなかで最大の原始惑星系円盤「IRAS 23077+6707」の鮮明な姿を、このほどハッブル宇宙望遠鏡が捉えた。「ドラキュラのチビート」という愛称で呼ばれているが、いったいなぜなのか。
太陽系の果てに漂う小天体に大気が存在することを、このほど日本の国立天文台を中心とする研究チームが突き止めた。冥王星以外の太陽系外縁天体で大気の存在を示した初の事例であり、従来の常識を根本から覆す発見だという。
宇宙の膨張を加速する未知の力であるダークエネルギーの解明を目指す観測プロジェクトが、史上最大規模の宇宙の三次元マップを予定より早く完成させた。これによりダークエネルギーの謎が解明される日が近づいている。
宇宙船には速度を直接測る方法がないが、物理学の知識を使えばそれは求められる。物理学者が解説する。
米航空宇宙局(NASA)のナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡が、早ければ2026年9月初旬にも打ち上げられる。この次世代宇宙望遠鏡は、いかにしてダークエネルギーやダークマターの謎に挑むのか。
ホワイトハウスは、NASAが国防総省およびエネルギー省と連携し、軌道上と月面で原子炉の導入を進める方針を示した。宇宙原子力の実用化に向けた政府主導の枠組みが動き出した。
人間の介入を最小限に抑えた四足歩行の“ロボット犬”を火星と月を模した実験室で動かし、岩石を調べて鉱物の種類を特定することに成功した。通信遅延という根本的な制約を抱える惑星探査のあり方を大きく変えるかもしれない。
月周回ミッション「アルテミスII」の有人宇宙船「オリオン」が、約10日間の旅を終えて地球に帰還した。その過程で撮影されたミッションの様子について、画像や動画で振り返っていこう。
アルテミスIIミッションの宇宙飛行士たちは、月の裏側を回る飛行を含むオリオン宇宙船での約10日間の旅を終え、地球へ帰還する。日本時間の4月11日午前、太平洋に着水する予定だ。
アルテミスIIが、約7,000kmの距離から捉えた月の画像をNASAが公開した。月面のディテールがかつてない精度で明らかになるとともに、宇宙飛行士たちは地球への帰還航行に入っている。
早ければ4月1日にも、4人の宇宙飛行士が月をフライバイする10日間のミッションへ旅立つ。「アルテミスII」は、人類を半世紀ぶりに月へ送り出す。
彗星が分裂する“瞬間”を観測することに、ハッブル宇宙望遠鏡が偶然成功した。少なくとも4つの断片に崩れゆく様子が克明に記録された画像は、彗星の内部構造や太陽系の起源に関する新たな手がかりとなるかもしれない。
まるで“むき出しの頭蓋骨”を思わせる不気味な惑星状星雲を、このほどジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた。いったいなぜ、このような姿をしているのか?
小惑星同士が物質を“交換”している可能性を示す有力な観測証拠が見つかった。その様子は、まるで小惑星同士が“雪合戦”をしているようでもある。
フィル・ロードとクリストファー・ミラーがアンディ・ウィアーの小説を映画化した本作では、ライアン・ゴズリングのスター性が、遠く離れた星の異色の友情物語を彩る。
天の川銀河などの周囲では、強大な重力に反して近隣の銀河が遠ざかっている。この長年の謎に対する答えがついに示された。
チリのアルマ望遠鏡を使った大規模な観測プロジェクトが、天の川銀河の中心部を前例のない精細さでマッピングすることに成功した。これまでで最大の画像には、星形成に関する長年の謎を解く手がかりが刻まれているという。
約85億光年離れた原始銀河団で、最古のクラゲ銀河の候補が見つかった。この発見により、わたしたちの初期宇宙に関する理解は変更を迫られるかもしれない。
米航空宇宙局(NASA)がアルテミス計画の全面的な再編を発表した。月面着陸の時期を事実上延期するという判断の裏には、現実主義へと舵を切った組織の変化と地政学的な緊張がある。
宇宙は永遠に膨張し続けるのか、それともいつか終わりを迎えるのか──。米国の物理学者が最新の観測データを基に、ある答えを導き出した。
太陽によく似た若い恒星の恒星圏の姿が初めて捉えられた。恒星風によって膨らまされた“泡”のような構造をしているというが、その姿は若き日の太陽の太陽圏の姿を知る重要な手がかりになりそうだ。
かつて「火星定住」を唯一の目標として掲げてきたイーロン・マスクは2月、「月面での自己増殖型都市の建設」へと転換する方針を明らかにした。競合の動向やAI戦略の進展など、複数の要因が決断を後押ししている。
3月3日、太陽・地球・月がほぼ一直線に並ぶ。そのとき、影に包まれた月は赤銅色に染まる。
地球からおよそ2億4,460万光年離れたペルセウス銀河団の中に、星がほとんど存在しない「暗黒銀河」の有力な候補となる天体が発見された。その質量の最大99.99%以上を暗黒物質(ダークマター)が占める可能性があるという。
アンドロメダ銀河に位置する超巨星が、本来なら超新星爆発を起こすはずが静かに姿を消した。いったい何が起きたのか。